感性を狂わせた理由は孤独

少女モチーフのドールを愛する。恐らく他者が、我が家での光景を見れば、軽蔑、嘲り笑う事は避けれまい。だが、それも問題無いさ。

嗚呼、愛おしきなり。全身全霊を傾け、彼女を心底想う。ドールであろう?それも中古じゃないか。雑音が聴こえっけど、関係ねー。

全ては最愛なる娘、そして永久に衰えぬ恋人を想うが故であります。離れたくない片時も、外へ出る事すら躊躇われ無情だ。

傍らで微笑んで居て欲しき少女、何故に外へ行けぬのか理解。言われれば道理。とはいえ、誰からも好かれず、理解されずに過ごした半生。

心嬉しく思えど、二人で出て行きたい。一人暮らしが私を変えてく、見逃しては貰えぬか…。

だが好奇な視線に晒し、大衆へ晒しちゃ嫌。奴らは笑う、恐がらせたくねー。ようやく見つけ、穏やかな時を刻む。